こどもがつくり、こどもに届ける。
そんなメディアの発信基地です。
始まりは2020年夏。
「学校でも部活でも塾でも習い事でもない、こども達の“居場所”をつくりたい」
代表・とんちゃん(金井智美)が長年あたためてきた思いに、引き寄せられるように4名の賛同者が結集し、「こども編集部」立ち上げ計画が始動しました
ただなんとなく集まるだけの“居場所”ではなく、大人もこどもも、関わるすべての人が一緒に成長できる場所にしたい。
そのために、集まりのメインのミッションを「メディア作り」と決めました。
メディアを作るのに必要な、取材や編集、写真・動画撮影、イラスト…
いろいろな表現方法にふれながら、こども同士、大人同士、大人とこども、みんなが「素」の表情でつながり、一緒にワクワクする。
そうして作ったメディアがほかのこども達に届けば、地域の中に“こどもがこどもに情報を伝え、楽しいことや居場所を共有する”という、新たな流れが生み出せるかもしれない。
2021年春、こども編集部第一期生の活動を、6名のこども達とスタート。2021年秋現在、11名の編集部員が精力的に活動しています。
活動の柱となるのは【編集部活動】と【単発ワークショップ】の2つ。
1年間、同じメンバーで月1回(原則)のミーティングを行い、さまざまなメディアを作る【編集部活動】。
外部からも広く参加者を募り、「取材」「文章」「写真」「動画」など幅広いテーマで開催する、不定期の【単発ワークショップ】。
こども達を支える大人サポーターは、カメラマン、ライター、イラストレーター、インテリアデザイナー、広報プランナーなど、それぞれに仕事をもつプロばかり。
【編集部活動】では、そのサポートのもと「伝えたいことを形にする」経験を楽しみながら重ね、メディアの形に仕上げていきます。こども達が地域のお店や個人、公共施設などから依頼を受けて、取材・編集を行うことも視野に入れ、「自分と同世代のこども達は、どんな情報を求めているか」「どんなメディアなら目に留まるか」…くり返し話し合うことを大切にしています。
【単発ワークショップ】では、大人サポーター達の人脈を生かし、外部からも講師を招いてカラフルな企画を催しています。何かを作り出す「アウトプット」だけでなく、いろんな大人の話を聞き、いろんな人生があることを知る「インプット」も大事にしたいから、「編集」とは無関係なワークショップを開くこともあります。
外部講師とこども達。編集部員とビジターのこども達。お手伝いに来てくれる高校生や大学生とこども達。そして地域の人とこども達。たくさんの出会いの中でそれぞれが輝ける場所であり続けることが、こども編集部の目標です。
自分たちらしさをあらわす、
オリジナルのロゴを作ろう。
第1期生の活動がスタートしてすぐ、「自分たちの名刺がいるんじゃない?」と気づいたこども達。
それなら、自己紹介がわりになるロゴマークも作っちゃおう!ということで、こども達が一人一文字ずつ、手書きでデザインしました。
拠点である神戸・塩屋の、海と山に囲まれた自然豊かなロケーション。そして、カメラや鉛筆、スマホを片手にのびのびと取材活動をする自分たちの姿をイメージして、画面から飛び出さんばかりの楽しいロゴマークが生まれました。
輪郭のオレンジは、「(代表の)とんちゃんのイメージカラー」(編集部員談)。塗りのブルーは、こども達がときどき撮影に出かける塩屋の海の色。
配色もみんなで決めたお気に入りのロゴマーク。どこかで見かけたら、細かいところもよーく見てみてくださいね。