「震災の教訓を未来に伝える—こどもみらい通信社臨時編集室レポート」
2025年1月12日、神戸学院大学三ノ宮サテライトキャンパスにて、
大阪シティズンシップ研究会とこども編集部が主催する「震災30年特別号」制作のための「こどもみらい通信社臨時編集室」が開催されました。
このイベントは、震災の教訓を未来の世代に伝えることを目的とした「BE KOBE 震災30年を未来につなぐ事業」の一環であり、子どもたち自身が震災について考え表現する重要な機会となりました。
新聞の定義…新聞とは、社会で起きているさまざまな出来事のなかで、編集者が伝えるべきことと判断した内容について、短い時間で、複数の者で協議し、正確さを確認した上で編集し伝えるもの。
イベントの目的
このイベントでは、子どもたちがプロの記者と交流しながら、震災の教訓を同世代に伝えるための新聞(ニュースカード)を制作することが主な目的です。参加者はさまざまな視点を学びながら、世代を超えたネットワークを築く機会となります。最終的には、作成されたニュースカードを集約し、「ニュースカード新聞」として発信することを目指します。
概要
- 参加者:小5〜高校生のこども記者50名(神戸・大阪・石巻など、県内外より参加)
- ファシリテーター:大学生、プロの記者(神戸新聞社、朝日新聞、毎日新聞、京都新聞など)30名
- 見学者:教育関係者、メディア関係者 その他 40名
プログラム内容
- イベント概要説明
- グループでの出会いワークショップ
- 講話および取材タイム:記者からのアドバイスや実際の取材体験
- ニュースカード制作ワークショップ:実践的な制作を通じて学ぶ
- ポスターセッションによる成果発表:参加者が制作したニュースカードを発表
- 主催者より挨拶および参加者へのアンケート
まとめ
「震災30年特別号」制作に向けた臨時編集室は、参加した子どもたちにとって貴重な経験となり、震災を伝え続けることの重要性を再認識する場となりました。また子どもたちの手によって作られたメッセージは、未来の世代に震災を様々な側面から伝える役割を果たすのではないかと感じました。今後もこのような取り組みが続き、さらなる交流と学びが広がることを期待しています。
完成したニュースカードはこのサイトで紹介予定。
神戸新聞に掲載