【保護者兼ライターレポ】1月15日哲学対話

＼＼日々私たちは「哲学」している…？！／／
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突然ですが、質問です。
「あなたは“哲学”と聞いてどんな印象を持ちますか？」
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✔️なんか難しそう
✔️元々考えることが得意な人たちだけがするもの
✔️自分の生活とかけ離れているもの
✔️そもそも哲学に興味がない
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普段あまり馴染みがないであろう哲学に対して持つイメージは、大体このようなところなのではないでしょうか？
そんな少し躊躇するイメージや苦手意識のまま、「哲学」から距離を取り続けるなんて本当にもったいない…！
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実は「哲学」って
もっと身近で
もっと自由で
もっと楽しいもの
なのです！
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前置きが長くなりましたが…
そんなちょっと面白い“思考の遊び”を実践的に体験できるのが、現役大学生講師:中西荘さんが中心となって行われる「哲学対話WS(ワークショップ)」。
初回で既に反響が大きかったこのWS、今回で2回目の開催です。
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いきなり「哲学対話WS」と聞かされても、何をするかわからず不安な方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな方のために、実際のワークショップの様子を少し覗いてみることにしました♫
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ちなみに今回のメンバーは、既存の編集部員や体験で来てくれた子含めた合計10名。
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実は人数が多すぎても少なすぎても「哲学対話」を最大限活かすことができません。
それを踏まえてこのワークショップでは、あえて抽選による人数制限をしています。
毎回メンバーが変わることも実はすごく重要なんです。
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初めての子もいるので、哲学対話はまず最初に冒頭の問いを子供たちに投げかけることからスタート。
「哲学って聞いてどう思う？どんなイメージがあるかな？」
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（正しいことを言わなきゃ）
（ちゃんと意味のあることしか言っちゃダメなのかな）
（間違ってたら恥ずかしい）
（そもそも何をどう言えばいいかがわからない…）
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沈黙の中、子供たちの頭の中に渦巻いているであろうこれらの不安が緊張となって現れ、手に取るように伝わってきます。
ドキドキ…。
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そんな「哲学」への固いイメージを取り払うために、まず最初に打ち出されたのが、これらの言葉たち。
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何を言ってもいい◎
話がまとまっていなくてもいい◎
正解を出そうとしなくていい◎
途中で意見が変わってもいい◎
発言せずに聞いているだけでもいい◎
否定的な態度は出さないよ×
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「何を言ってもいい」という言葉を受けて、少し空気が和らぐ編集部内。
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改めて5人ずつ2グループに分かれて対話再会。
まずそれぞれざっくりとしたテーマを決めました。
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ある時は「100年後の未来はどうなっている？」
またある時は「“推し”と“恋”の違いって何？」
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そう。
テーマも自由。
実は「あなたにとって人生とは何か」や「生きる意味とは」など、単純に「固いテーマを考えること＝哲学」ではないんですね。
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そしてそこから面白いように「言葉」が展開していきます。
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「100年後の未来はどうなっている？」
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「車で海外とか行けそう」
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「中国にはもうそういうのあるらしいよ？」
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「海底トンネルとか？」
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「そういう交通網で儲かりそう！」
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「全部配達になって人が動かなくなって体力落ちてそうよね」
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「買い物とか行かなくなって全部家で完結できるから全員引きこもれちゃう！」
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「全部機械化されたら人間はどうやって稼いでいくんだろう…」
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「ロボットの発達ってそもそもいいことなんかな？」
…
…
…
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ポツポツと始まった発言が次第に盛り上がり、
どんどん話題が枝分かれして広がっていく面白さ！
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発言の中心になってまとめながら周りに話をふっていく子。
呼応するように自分の気持ちを出してみる子。
あっちいきこっちいきする話を追いながら、ひたすら思考を巡らせている子。
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この思い思いの“思考の過程”
それが発言に現れるか、表情や態度に出るか、はたまた頭の中で行われるかの違いなだけで、もうそれだけで既に「哲学」できちゃってるんですよね。
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そして、これこそが「哲学対話」の醍醐味なのです！
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他人と違う意見に対して否定的な言葉や態度から入るのではなく、「へぇ〜、そういう考え方もあるのか💡」と、スッと受け入れられる経験を通して、柔軟な思考になっていく子供たち。
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具体的な解決法や正解を求めて意見を交換する「ディスカッション」でも、
意見が分かれる中でそれぞれの意見を出し合う「ディベート」でもなく、
そもそもの目的や着地点がないという「対話」。
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この経験は、実際にやってみることできっとその良さを実感できるはず。
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「自主性」や「主体性」がより必要とされている今、スピード感を持って目的や正解を出すための会話が求められがちなように感じます。
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これからの時代は問題解決力ももちろん大切ですが、たまには「ただ自分の頭の中に浮かんだ言葉をひたすら出し切り、その意見をお互いに受け入れていく」という“思考のリフレッシュ”を体験しに来てみてくださいね！
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哲学対話WSは、今後もメンバーを入れ替えながら定期的に開催予定です。
もちろん一度だけの参加もOK！
気軽に参加してみてくださいね♫